ドローン機体

資格所有者が「ドローン初心者こそドローンスクールに通うこと」をおすすめする納得の理由│ドローン×資格取得

2024.01.15
資格所有者が「ドローン初心者こそドローンスクールに通うこと」をおすすめする納得の理由│ドローン×資格取得

手軽に購入が出来るようになったドローン機体

こんにちは。ドローンを愛するドローンナビステーション編集部です。

様々な場所で活用が見られるようになったドローン。
身近な例では、家電量販店のカメラ売り場に空撮用ドローンが置かれていて、通常の家電と同じように販売されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

空撮用ドローンはすでに様々な種類が販売されており、価格も入門機でしたら10万円以下と、デジタルカメラやビデオカメラを買うのと変わらない値段で販売されています。
購入も簡単です。
ドローンは購入するだけでしたら申請や手続きという作業は一切ありませんので、例えば思い立ったらいつでも購入することができます。


ドローン飛行に関する法律「航空法」

例えばあなたがドローン初心者で、ドローンのことを全く知らないとしても、ドローンが欲しいと思えば今日にも購入できてしまいます。ただし、デジタルカメラのような他の家電製品とは決定的に異なる点があります。それは、ドローンは「航空法」という法律を守って使わなければならないという点です。

例えばデジタルカメラは、使うたびに法律を意識することはありませんよね。基本的に、私たちが普段何かを扱う場合、法律を意識することまれでしょう。なので、航空法を考えながら使わなければならないと聞くと、少しイメージしづらいかと思います。

それでは具体的に、初心者がドローンを購入したら、どのようなことが起きるのでしょうか。一緒に想像してみましょう。




ドローンを購入しよう!

ドローンの購入はとても簡単です。お店でも購入できますし、ECサイトでも簡単に購入できます。購入に当たっては、(特殊な機体を除いては)特別な手続きは一切必要ありません。




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購入して家に持ち帰ったら……

ドローンを購入して家に持ち帰ったら、早速箱から開けてみます。ここまでは普通の家電製品と同じですね。

しかし、ここからはドローン特有の問題が発生してきます。ドローン初心者のあなたがドローンを始めて購入してできることは、「箱から出して初期設定を行う」までです。ここから先は、色々な手続きが発生してきます。

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さっそくドローンを飛ばしたい!

ドローンを購入したら、さっそく表で飛ばしたいですよね! でもちょっと待ってください! ここからさまざまな手続きが必要になります。

まず【機体登録】https://www.mlit.go.jp/koku/drone/という作業が発生します。
100g以上のドローンを屋外で飛ばす場合は、国土交通省の「ドローン情報基盤システム2.0」というサイトで機体の登録をする必要があります。原付バイクを買ったらナンバーを取得する必要があるのと同じようなイメージです。この登録作業はホームページ上で行うのですが、登録申請からすべての作業が完了するまで数日の期間がかかります。
残念ながら買った当日にドローンを飛ばすということは出来ないということになります。

例外として、室内でドローンを飛ばす場合は、機体登録をしなくてもとされています。こちらも原付バイクに例えると、私有地だったらナンバープレートが無くても走れるのに似ています。(ドローンの場合はたとえ私有地であっても、機体登録無しで屋外で飛ばすことは禁止されておりますので、気を付けましょう)

だったら室内で飛ばしてみよう! と思われるかもしれませんが、こちらもちょっと待ってください!

空撮用ドローンは屋外で飛ばすことを想定しているため、室内で飛ばすと事故を起こす可能性があります。いま販売されているドローンは、時速50km近くスピードが出るものも珍しくありません。ドローンの障害物センサを過信して室内で飛ばしたところ、予想以上のスピードが出てしまい、壁にぶつかり壊れてしまったという話も過去に聞いたことがあります。

例外として、体育館ほどの大きさがあれば室内で飛ばすことも可能でしょう。しかし、一般的には住宅の室内で飛ばすのは事故の元なので控えるようにしましょう。

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機体登録が終わった!ドローンを飛ばしたい!

晴れて機体登録が完了し、登録番号を機体に表記し、リモートIDの登録と書き込み作業も完了しました。ついに飛ばせると思われがちですが、その前にもう一つ行ったほうが良いことがあります。それは保険の加入です。

保険の加入は必須ではありません。しかしDJIのように機体を購入すると、万が一事故を起こしてしまった際の賠償責任保険が1年間付帯されている場合もあります。必要に応じて保険に加入するようにしましょう。保険には、ドローン自体の故障を保障するもの(機体保険)と、万が一事故を起こしてしまい第三者に損害を与えてしまった場合を保障する賠償責任保険とがあります。それぞれ別物なので、入る・入らないの検討はしっかりするようにしましょう。

後ほど記述しますが、特定飛行と呼ばれる特殊な飛行を申請する場合は、保険に加入していないと許可・承認が通らないというというケースも見られます。そのような場合は、保険の加入はほぼ必須と言えるでしょう。



機体登録が終わった!保険も入った!ドローンを飛ばしたい!

おめでとうございます! いよいよドローンを飛ばせるようになりました。

ドローンを飛ばす場合は、「特定飛行」と呼ばれる空域や飛行方法を避けて飛ばす必要があります。特定飛行とは何なのか、具体的に見ていきましょう。

<飛行空域>

・150m以上の高さの上空
・空港周辺の空域
・人工集中地区(DID地区)の上空
・緊急用務空域

<飛行方法>

・夜間飛行
・目視外飛行
・人または物件から30m未満での飛行
・催し場所上空での飛行
・危険物の輸送
・物件投下

これらの場所や飛行方法は、原則国土交通省の「許可」や「承認」が必要となります。よってこれらが該当しない場所で飛ばす必要があります。

この場所を見つけるのが非常に大変です。分かりやすく言いますと、「都心部から遠く離れた、空港やヘリポートが近くになく、周りを見渡す限り人工物が一切ない場所で、日中の目の届く範囲内で飛ばす」ということになります。みなさんも想像してみてください、半径30メートル何もない場所で、思い当たる場所はありますでしょうか。そのような場所を見つけて、土地の所有者の許可を取って飛ばす必要があります。





結局飛ばせないじゃん!じゃあどうすればいいの?

機体登録が終わり、保険の加入を行っても、自分の飛ばしたい場所で自由に飛ばせないことが分かりました。それならば、どうすれば飛ばしたい場所で、飛ばせるようになるのでしょうか。

方法はいくつかありますが、一番オーソドックスなのが、国土交通省が運用する【ドローン情報基盤システム(飛行許可承認機能)<通称:DIPS>】で飛行の許可・承認を取る必要があります。

ここで一つ、問題が発生します。DIPS上で特定飛行を申請するためには、すでに飛行技能を持っていることを証明するように求められます。

どういうことでしょうか。例えば、人口密集地域で、人または物件から30m未満での飛行を行いたいので、DIPSで特定飛行の申請を行おうとします。このような場所でドローンを飛ばすためには、ドローンの操縦に慣れている必要があるので、DIPSで登録する際に「すでにあなたがドローンの操縦を10時間以上(一例です)行っているベテランであることを証明してください」と言われるのです。

ドローンを始めて飛ばすために特定飛行申請を行いたいのに、ドローンの操縦技能をすでに持っていることを証明してください、と問われるこの矛盾!


いまドローンを飛ばしている人は、この問題をどうクリアしたの?

ここで素朴な疑問が持ち上がります。すでに多くの人がドローンを飛ばし、DIPSで許可・承認を取りドローンを飛ばしています。それらの人は、初回はどのようにして飛ばせるようになったのでしょうか。その答えは、大きく3つのパターンに分けられます。

その1.この制度が始まる前からドローンを飛ばしていた猛者

今でこそドローンに関する法律は沢山ありますが、昔はここまで細かな法律は存在しませんでした。2015年の改正航空法を皮切りに、徐々に様々な決まりごとが加わり、いまのような形態になりました。

それ以前からドローンを飛ばしていた人は、許可・承認の仕組みが無い時代から飛ばしていた人も少なくありません。

その2.特定飛行に該当しない場所を頑張って見つけて練習した

こちらも時々見かけるケースです。「特定飛行に該当しない場所」というのは、具体的には体育館のような広い室内空間ですとか、ドローンフィールドと呼ばれるような特定飛行に該当しない空域の有料練習場で、練習をするといったケースです。

その3.ドローンスクールに通う

おそらく一番多いのが、ドローンスクールに通うという方法ではないでしょうか。ドローンスクールにも、国家ライセンスの取得や民間ライセンスが取得できるもの、特殊なドローンの個別の操縦訓練が出来るものなど、いろいろな種類があります。そのように聞くと、初心者が通ってもついていけるのだろうかと心配されるかもしれませんが、ほとんどのスクールは「ドローンを全く触れたことが無い人」でも通えるところが多いです。また、受講を「経験者」と「初心者(初学者)」に分けて募集しているケースもありますので、そのような場合は「初心者(初学者)」コースを選択すれば初めてでも安心して通うことが出来ます。

ドローンスクールに通う最大のメリットは、スクールを卒業すると「あなたは特定飛行を申請するのに十分なドローンの操縦技量を学んでいますよ」という証明を貰えるところにあります。この証明は、国家ライセンス証であったり、民間ライセンス証であったり、あるいはドローンの操縦時間を証明するものであったり、スクールによって違いはあります。共通して言えるのは、これら証明するものがあれば、国土交通省のDIPSで特定飛行を申請するのに使うことが出来るということです。

(厳密には、スクールが発行するライセンスや特定飛行には様々な種類があり、これらの組み合わせによって、出来ること・出来ないことの違いが生まれてきます。スクールに通ったからと言って、すべての飛行が出来るわけではないことに留意してください)


ドローンスクールに通うと他にどんないいことがあるの?

ドローンスクールに通うと、ドローンの操縦技量を証明するものが手に入り、ドローンを使ってできること(飛ばせる場所や形態など)が広がることが分かりました。それ以外にも沢山のメリットがあります。

この記事で紹介しているように、ドローンを飛ばすためには、様々な法律や決まり事を把握している必要があります。しかしドローン初心者の方が一番困るのは、「分からないことが、分からない」ということです。このような決まり事を体系的に把握してしまえば、分からないことがあった場合に自ら調べることが出来ます。しかし、全体像が見えないと、なにから手を付けていいのかが分からず、結果挫折してしまうこともあり得ます。

ドローンスクールに通うと、ドローンを飛ばすのに必要な知識を体系的に学ぶことが出来ます。また、単に知識を詰め込むのではなく、実際にドローンに触れながらのリアルな学習が可能です。その体系的な知識があれば、今後ドローンを使って新しいことを始めようとする場合でも「自分にはこの知識と技量が足らないから、追加で学ぶ必要がある」と自ら動くことが出来るようになります。


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初めからドローンスクールに通っていたら?

もし今回のケースで、初めからドローンスクールに通っていたらどうなっていたでしょうか。きっと機体登録や機体保険も事前に対応することが出来たでしょうし、必要に応じてDIPSに特定飛行の申請もすぐに行えたことでしょう。自分でいろいろと調べながら行うこともできますが、ドローンスクールを活用すれば効率よく学ぶことが出来ます。


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おわりに

いかがでしょうか。今回はドローン初心者が始めてドローンを扱う場合、どのようなことが起こり得るのかを見てきました。ドローンスクールに通わないとドローンを飛ばせないというわけではありませんが、機体登録の方法を自分で調べたり、特定飛行の申請を行うための練習場所を見つけたりといった手間が発生することも、お分かりいただけたかと思います。

ここから少し、私たちが運営するドローンスクール「空ごこち」についてご案内させていただきます。








ドローンの資格取得なら国土交通省認定登録講習機関「空ごこち」大阪校がおすすめ

ドローンの国家資格は民間団体が運営するドローンスクールのうち、国が認めた登録機関での講習が対象です。講習を受講したあとに学科試験と実地試験を行います。
弊社が運営するドローンスクール「空ごこち」大阪校は国土交通省認定登録講習機関のため、国家資格取得コースの受講が可能です。

また女性講師も在籍していますので、女性の方も安心して受講いただけます。



「空ごこち」大阪校講師、保有資格一覧

JUIDA無人航空機操縦技能証明証
JUIDA安全運行管理者証明証
JUIDAスクール講師証
JUIDA専門操縦士証明証(プラント点検)
一等無人航空機操縦者技能証明書
登録講習機関 講師資格
登録講習機関 終了審査員資格
赤外線建物診断技能士
農業ドローン技能認定証明証(対象機種:AGRAS T10/T30/T10K/T30K)
ERTS産業用無人航空機操縦技術認定証(対象機種:AC101connect)
SKYDIO EXPERT OPERATOR(対象機種:Skydio2+)







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「空ごこち」大阪校の評価

「空ごこち」大阪校はJUIDA SCHOOL AWARDS 2023でシルバー賞を受賞しており、「安全に関わる知識と高い操縦技能を持つ人材を多く輩出することに貢献した認定スクール」として、すでに高く評価されているドローンスクールです。

ドローンの国家資格についても点検や測量、農薬散布を行っている経験豊富なドローンパイロットによる技術指導が受けられ、より実践的で国家資格取得に向けた技術力の取得が目指せます。
実技に関しては全天候型屋内飛行場を完備しているため、天候を気にせずに飛ばすことができます。また受講生の癖や不得意分野に関しても丁寧で親身な講習を行っており、資格取得に向けて受講生の方と一緒に合格を目指す志を持っている講習機関と言えます。

「空ごこち」大阪校卒業生は入学金の免除制度があり、費用面でも安心して受講いただけます。
初学者コース、経験者コースともに丁寧な指導の下、じっくり資格取得に向けた講習が受けられるため、
「初心者で自信がないが、将来ドローンを使った仕事につきたい」
「認定資格は持っているが取得してから時間が空いている」
とお悩みの方も安心いただける環境です。

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「空ごこち」大阪校なら初心者の方も経験者の方も安心

初心者の方は法規制の知識がまったくない方でも、空ごこち独自のテキストを使ったカリキュラムで楽しくしっかり学ぶことができます。実技講習は1対1だから、他の人との技術力の差を気にすることなく、わからないことはその都度講師に確認しながら課題を解決することができます。

経験者の方ならビジネスに活かせる実践的な実技講習で、ビジネスドローンの操縦技術が身につきます。卒業後も利用目的に応じたドローンの機体選びのご相談から、飛行申請のタイミングや申請方法についてサポート。
受講生のライフスタイルやニーズに合わせて受講スタイルを選択できることも、お仕事をされている方や学生の方にとって大きなメリットと言えます。

農業や測量などの業務だけでなく、空撮や撮影など動画制作でも利活用が増えているドローン。
「本当に資格は必要なのだろうか」
といった疑問や質問もお気軽にお問い合わせください。まずは無料体験会で「空ごこち」大阪校の雰囲気を見に来てください。

空ごこちでは、長年にわたりドローンスクール運営を行ってきた実績を生かし、教習原本の講習だけでなく、実務に即した実践的なノウハウも学ぶことができます。
「空ごこち」大阪校卒業生の方は入学金の免除制度もあり、費用面でも安心して受講いただけます。
初学者コース、経験者コースともに丁寧な指導の下、じっくり資格取得に向けた講習が受けられるため、

「初心者で自信がないが、将来ドローンを使った仕事につきたい」
「卒業制作でドローンを使った空撮をしたい」
「認定資格を取得しているが、時間が空いているため技術的に不安」

といったご相談も、お気軽にお問い合わせください。