バーチャル空間とドローンの近未来な親和性│ドローン×テクノロジー
VR空間上で遠く離れた人とコミュニケーションをとったり、現実ではありえない世界に一瞬で遊びに行けたりと、少し前まで夢物語…
こんにちは、ドローンナビステーション編集部です。
冬も終わり、すっかり春めいてきました。日によっては汗ばむ陽気になることもありますね。
春から初夏にかけては絶好のドローン日和!実はこの時期というのは、ドローンが一番売れる季節でもあります。暑くもなく、寒くもなく、木々の新緑も芽吹いて空撮も楽しくなる時期です。
さて、今回は普段目にする機会の少ない「産業用ドローンとはなにか」といった内容でお伝えしたいと思います。
皆さんが普段接するドローンというと、「撮影用ドローン」が一般的かと思います。DJIMAVIC3やDJIMINI3などが有名ですよね。文字通り撮影するためのドローンで、空から美しい風景を撮るために特化しており、価格も一般的なカメラ(一眼カメラなど)と近く比較的手軽に買うことができます。
一方「産業用ドローン」とは、分かりやすく言うと撮影以外もこなしてしまうドローンです。具体的には、測量・監視・農業・点検など、用途は様々です。一般的に産業用ドローンは万が一のことがあっても墜落しにくいようなフェイルセーフ(安全装置)があり、価格も一般的な撮影用ドローンよりも高額な傾向にあります。
産業用ドローンは高額なので、安価な撮影用ドローンよりも高品質な撮影が出来るのではと思われるかもしれませんが、実はそうとも言い切れない部分があります。産業用ドローンは撮影を主としていない機種も多く、撮影用ドローンでよく用いられる自動撮影モードもついていないのが一般的です。そもそもカメラは確認のみで、撮影用としては搭載されていないような機種も存在します。
また、コントローラに映る画面も撮影用ドローンと産業用ドローンとで大きく異なります。撮影用ドローンではなるべく撮影に集中できるよう、画面表示はシンプルです。一方、産業用ドローンになると、情報が画面上にたくさん並び、飛行状態が細かく把握できるようになっています。まるで航空機のコックピットみたいですね。
投稿した動画は、DJIの産業用ドローンのコントローラに映る画面を録画したものです。様々な数値が並んでいるのがご覧いただけるかと思います。
大きく異なる撮影用ドローンと産業用ドローンですが、一方で共通する部分もあります。それは操作方法です。
重さが10kgや20kgといった大型ドローンであっても、操作方法は重さ数百グラムの撮影用ドローンと似通っていることが多く、一度小さなドローンで操作方法をマスターしてしまえば、大型の産業用ドローンも少しの練習で飛ばせてしまうケースもあります。
通常のドローンスクールで操作できるのは主に撮影用の機体ではありますが、実はこれをマスターすると、産業用ドローンを含めて幅広い応用が利きます。ドローンの可能性に惹かれる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。操縦をマスターして新たなビジネスドローンの可能性を実感してください。
今回は「産業用ドローンとはなにか」という内容でお伝えさせていただきました。
弊社が運営するドローンスクール「空ごこち」ではDJIを始めとしたエンタープライズ機も幅広くご紹介しております。ここ1~2年で、ドローンで解決できる課題というのは急速に広がっております。もしご興味がございましたら、お気軽にご相談いただければ幸いです。