DJI Matrice 350 RTK│次世代産業用ドローンプラットフォーム│ドローン機体…
DJI Matrice 350 RTKは、DJIが開発・販売する次世代産業用ドローンプラットフォームです。従来のMatr…
こんにちは。旅とドローンを愛するドローンナビステーション編集部です。
今回はドローンに詳しい方にはお馴染みのメーカー『DJI』についてのお話です。
多くの人にとって謎のメーカーである『DJI』。
そんな不思議なメーカーDJIの歴史をご紹介したいと思います。
ドローンメーカーとして日本でもすっかリおなじみ、世界規模の知名度を誇る「DJI」。
中国広東省深圳の企業で、民生用ドローン(マルチコプター)およびその関連機器の製造会社です。006年に設立され、世界最大のドローンメーカーであり、世界シェア1位を誇っています。DJIは、個人向けと産業用のドローン本体やフライトシステムのほか、ジンバル技術を応用した高性能カメラやスタビライザーの開発も手掛けています。2013年にDJI JAPAN株式会社が設立されました。
時代は遡ること2000年代初頭。
当時普及し始めたスマートフォンや携帯電話に、ジャイロセンサーや加速度センサー、GPSなどが搭載され始めました。今まで高価だったセンサーが、大量生産により安価に市場に出回るようになります。
「携帯電話用のジャイロセンサーや加速度センサー、GPSセンサーをマルチコプターに搭載したら、簡単に空飛ぶおもちゃが作れてしまうんじゃないか?」
そうして世界中で、マルチコプターやシングルローターのヘリに、機体制御用センサーを載せて飛ばす遊びが流行り始めました。
そんな中、DJIが2009年に『フライトコントローラーシステム』という商品を発売します。これがDJI社の初めての商品となります。この商品第一号は、ドローンではなく『姿勢制御用のコンピュータチップ』でした。
DJIのフライトコントローラーを搭載すれば、どんなマルチコプターでも安定して飛ぶ!DJIの名前は一部マニアの間で有名になります。
はじめはフライトコントローラーを作っていたDJIですが、そのうち「当社のフライトコントローラーを乗せるための機体を、自社で作ったら売れるんじゃないか?」と思いつきます。そうして発売されたのが『Phantom』でした。
それまでは、機体とフライトコントローラーを別々に買って、自分で組み立てるというのが一般的でした。それを一体化しパッケージ化して販売する、というとても画期的な商品でした。
ヒット商品になった『Phantom』ですが、ユーザーの間でPhantomにGoProなどの小型カメラを取り付けて空撮するのがブームとなります。ただし、ドローンにカメラを括り付けただけでは、どこを映しているのか分からないし、機体が揺れると映像も揺れるし、角度を変えることも出来ません。
そんな中、DJIが
「自社のドローンにカメラを搭載して飛ばすのが流行ってるようだ。ならば我々が映像をリアルタイムで確認出来、カメラの角度も手元で変更可能、なおかつ映像が絶対にぶれない装置を搭載したドローンを作って売ろうではないか!」
となり発売されたのが、『PHANTOM2シリーズ』でした。
これが今に至る空撮用ドローンMAVICシリーズの原型となります。
さて、こうして『映像が絶対にぶれない装置』通称ジンバルを搭載したドローンが登場しましたが、ちまたでは想定されていたのとは違う使い方をする人が現れます。
「このドローンのジンバル、めちゃめちゃブレない!空を飛ばさないで手持ち撮影に使える!」
「このDJIドローンのジンバルめっちゃ優秀!分解してジンバルだけ取り外して撮影に使っちゃおう!」
想定外の使われ方に新たなニーズを見つけたDJIは、ドローンからジンバル部分だけを切り取った商品『RONINシリーズ』を発売します。
また、『RONIN』から派生し、「ジンバル作ったからそれにカメラを搭載して売ろうではないか!」となって発売されたのが『OSMOシリーズ』となりました。
こうして次々に派生製品を発表し、次第にDJIは、映像にまつわる装置は何でも作る世界的なメーカーに成長していきます。
ドローンのイメージが強いDJIですが、今では映像制作者の間ではSONYやPanasonicに迫る総合映像機器会社となっております。
面白い商品を次々と生み出してきたDJI。今後はどのような商品が発売されるのでしょうか?今後の動きが楽しみですね!
そんなDJI社ですが、弊社でも各種商品を取り揃えております。もちろんご購入が可能です。ドローンにご興味がございましたら是非お問い合わせ窓口までお気軽にご連絡ください。