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【Skydio 2+】【Skydio X10】最適なセンサーを搭載した最先端のAIが操縦│ドローン機体紹介×Skydio(スカイディオ)

2024.07.24
【Skydio 2+】【Skydio X10】最適なセンサーを搭載した最先端のAIが操縦│ドローン機体紹介×Skydio(スカイディオ)

こんにちは、ドローンナビステーション編集局です。
今回はx10を発表したSkydioシリーズをご紹介します。

Skydioシリーズの特徴

Skydio(スカイディオ)シリーズはアメリカのドローンメーカーであるSkydio社が開発した、自律飛行技術を特徴とするドローンのシリーズです。Skydioシリーズのドローンは、人工知能(AI)と先進的なビジョンシステムを搭載しており、非常に高い自律飛行能力を持っています。これにより、ドローンが自ら障害物を回避しながら飛行したり、指定した対象を自動で追尾したりすることができます。

Skydioシリーズのドローンは、特にその自律飛行能力で他のドローンと差別化されています。従来のドローンは、操縦者が手動で操作する必要がありましたが、SkydioのドローンはAIによって多くの操作を自動で行います。これにより、複雑な環境でも安全に飛行でき、操縦者の負担を大幅に軽減します。

Skydioシリーズは、映像制作、インフラ点検、捜索救助、監視など、幅広い分野での利用が可能で、ドローン業界における技術革新をリードする存在となっています。


「Skydio 2+」は、AIによる自律飛行技術障害物回避技術を搭載しており、従来飛行が難しかった場所においても安全な飛行が可能です。229×274×126(mm)というコンパクトな筐体で 4K動画、1200万画素の画像撮影が行え、最大27分飛行します。

NVIDIA Jetson Orin GPUを搭載した「Skydio X10」は、「Skydio 2+」の後継機種として比類のないコンピューティングパワーを利用し、リアルタイムで正しい判断を下します。
オリジナルデザインの進化した6つのナビゲーションレンズが、360度の視界を提供し死角をなくすことで、どんな環境でも恐れることなく飛行させることが可能です。




「Skydio 2+」の主な特長と機能

「Skydio 2+」は、一般ユーザーおよびプロフェッショナル向けのドローンです。
このドローンは、自動飛行機能や障害物回避機能を備えており、ユーザーが簡単に高品質の映像や写真を撮影できるように設計されています。以下に、Skydio 2+の主な特長と機能を紹介します。

高度な自動飛行技術:

Skydio 2+は、Skydio社のAutonomy Coreを搭載しており、自動飛行や障害物回避が可能です。ドローンは周囲の環境をリアルタイムで把握し、自律的に飛行経路を調整します。


優れたカメラ性能:

4K解像度で60fpsの動画撮影が可能で、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しており、鮮明で美しい映像を撮影できます。12メガピクセルの写真も撮影可能です。


Extended Flight Time:

Skydio 2+は新しいバッテリー技術により、最大27分の飛行時間を実現しています。これにより、より長いミッションや撮影セッションが可能です。

Beacon対応:

Skydio Beaconを使用すると、ドローンの操作がさらに簡単になり、より広い範囲での自動追尾が可能です。BeaconはGPSを内蔵しており、ドローンが見失った場合でも位置を追跡できます。


強力な通信範囲:

新しいワイヤレス通信技術により、Skydio 2+は最大6kmの範囲でコントロールが可能です。これにより、より広い範囲での操作が可能になります。


簡単な操作性:

Skydio 2+は、直感的なスマートフォンアプリを通じて簡単に操作できます。アプリには、自動追尾、タップフライ、ポイントオブインタレストなどの多様な飛行モードが含まれています。


高精度の障害物回避:

6つの4Kナビゲーションカメラを使用して、全方向の障害物を検知・回避します。これにより、複雑な環境でも安全に飛行できます。


ポータブルなデザイン:

Skydio 2+はコンパクトで持ち運びが容易な設計になっており、外出先での使用にも適しています。


ソフトウェアアップデート:

Skydio(スカイディオ)は定期的にソフトウェアアップデートを提供し、新機能や改善を導入します。これにより、購入後もドローンの性能が向上します。




「Skydio 2+」の主な用途

「Skydio 2+」は、Skydio社が開発した高度な自律飛行技術を備えたドローンで、その主な用途は以下のようなものがあります。

1. 映像制作

Skydio 2+は、優れたカメラ性能と自律飛行機能を備えているため、映画やテレビ、広告などのプロフェッショナルな映像制作に広く利用されています。特に、障害物を自動で避けながら被写体を追尾する能力に優れているため、ダイナミックな映像を簡単に撮影することができます。

2. インフラ点検

Skydio 2+は、自律飛行により精密な操作が可能であるため、橋梁、送電線、風力発電所などのインフラ点検に適しています。GPSが届かない場所や複雑な環境でも、障害物を避けながら細かい部分まで点検が行えます。これにより、点検作業の効率が大幅に向上します。

3. 捜索救助

捜索救助活動でもSkydio 2+は活躍します。自律飛行技術を活用して、険しい地形や人が立ち入るのが難しい場所でも迅速にエリアをカバーできます。特に、Skydio 2+はGPSを使用しないビジュアル追跡を備えているため、視界が悪い環境でも効果的に捜索を行うことができます。

4. スポーツ撮影

アクションスポーツの撮影においても、Skydio 2+はその能力を発揮します。スピードの速い被写体を自動で追尾しながら、周囲の障害物を避けて撮影することができるため、スキーやマウンテンバイクなどのスポーツシーンでの撮影に適しています。

5. 農業

Skydio 2+は、農業におけるモニタリングや検査作業にも利用されています。ドローンによる農地の空撮は、植物の成長状態や病害の早期発見に役立ち、農業経営の効率化を図ることができます。

このように、「Skydio 2+」は、高度な自律飛行技術を活かして、映像制作からインフラ点検、捜索救助、スポーツ撮影、農業に至るまで、多岐にわたる用途で利用されています。その先進的な機能により、これまでにない新しい視点や効率的な作業を実現することができます。


Skydio 2+は、その先進的な技術と簡単な操作性により、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに適したドローンとなっています。



「Skydio X10」の主な特長と機能

高性能カメラシステム

  • X10には高解像度カメラが搭載されており、優れた映像品質を提供します。多くの場合、熱画像やズーム機能を持つ複数のカメラが装備されていることがあります。

高度な自動操縦技術

  • Skydioの特許技術であるSkydio Autonomyを使用して、障害物回避や自動飛行経路の設定など、高度な自律飛行機能を提供します。

堅牢な設計

  • X10は厳しい環境条件下でも使用できるように設計されており、防水性や耐久性に優れています。

拡張可能なプラットフォーム

  • 様々なセンサーやアクセサリを追加できるため、用途に応じてカスタマイズが可能です。

長時間飛行

  • バッテリー寿命が長く、長時間のミッションでも対応できます。

高精度の位置情報

  • GPSやその他の位置情報技術を利用して、正確な位置情報を提供します。

ユーザーフレンドリーなインターフェース

  • 操作が簡単で、直感的なインターフェースを持つため、専門知識がなくても使用できます。

Skydio X10は、公共安全、インフラの点検、捜索救助、農業など、様々な分野での使用が想定されています。その高度な技術と堅牢な設計により、多くのプロフェッショナルが信頼を寄せるドローンとなっています。
また、画面一体型送信機を採用。送信機(プロポ)と最適化されたフライトアプリケーションであるFlight Deckを使用して、あらゆるミッションを計画・実行します。同様のセンサーを搭載したドローンの中で最もコンパクトなサイズに折りたたむことができるように設計されているなど、Skydio 2+から進化した使いやすさを誇ります。




「Skydio 2+」からの進化

暗所夜間

暗所夜間の自律飛行が可能になります。暗所でも夜間でも、その環境を理解し、障害物を回避し、自律的に安全に飛行します。

IP55

防塵防水機能が強化されました。小型ドローンではトップレベルのIP55に対応します

5G/LTE

5G※/LTE経由での操縦やデータ伝送が可能となります。現地作業を遠隔地から支援することがこれまで以上に容易になります

​ペイロード

最大340gのペイロードを搭載することが可能となります。現場における課題解決力が向上します。




カメラはVT300-X(​望遠重視)とVT300-L(​広角重視)から選択​

​Skydio X10は同サイズのドローンよりも高解像度のカメラと赤外線カメラを搭載。目的に応じてカメラを使い分けることで、必要なデータを撮像可能です。


VT300-X(​望遠重視)


左:赤外線カメラ(Flir Boson+ Uncooled VOx Microbolometer)
右上:狭角カメラ(Sony 1/1.7″ 64MP CMOS)
右下:望遠カメラ(Sony 1/2″ 48MP CMOS)


VT300-L(​広角重視)


左:赤外線カメラ(Flir Boson+ Uncooled VOx Microbolometer)
右上:広角カメラ(Sony IMX989 1″ 50.3MP CMOS)
右下:狭角カメラ(Sony 1/1.7″ 64MP CMOS)
※赤外線カメラ周辺はフラッシュライト(最大2800ルーメン)


「Skydioシリーズ」まとめ

Skydioシリーズのドローンは、高度な自律飛行技術と先進的なAIシステムを備えており、さまざまな業種で効果的に活用されています。まず、映像制作の分野においては、その優れた追尾機能と障害物回避能力により、複雑なシーンでも安定した高品質な映像を撮影することが可能です。映画やテレビ、広告制作において、従来のドローンでは難しかったダイナミックでクリエイティブな映像表現を容易に実現できる点が大きな魅力となっています。

インフラ点検の分野でも、Skydioドローンはその真価を発揮します。橋梁や送電線、風力発電所などの構造物を詳細かつ安全に検査するために、自律的に複雑な環境を飛行し、高精度なデータを収集することができます。特に、GPS信号が不安定な場所や障害物が多い環境でも、スムーズな飛行と正確な点検作業を可能にするため、作業効率と安全性の向上に大きく貢献します。

捜索救助活動においても、Skydioシリーズは重要な役割を果たします。困難な地形や危険な環境でも、自律飛行機能を活用して迅速かつ効果的に広範囲を捜索することができ、行方不明者の早期発見や災害現場での状況把握に役立ちます。また、赤外線カメラを搭載したモデルは、夜間や視界が悪い状況でも有用な情報を提供し、救助活動の成功率を高める助けとなります。

公共安全とセキュリティの分野でも、Skydioドローンはその性能を活かしています。警察や消防などの機関が、事件や事故現場での状況評価や監視活動に利用することで、迅速な対応と効果的な意思決定をサポートします。自律飛行による安定した映像取得は、リアルタイムでの情報収集と分析を可能にし、現場での安全性と効率性を高めます。

農業分野では、Skydioドローンが農地のモニタリングや作物の健康状態の評価に利用されています。広大な農地を効率的に巡回し、高解像度の画像データを収集することで、病害虫の早期発見や収穫量の予測に役立ちます。これにより、農業経営の最適化とコスト削減を実現し、持続可能な農業生産に寄与します。

建設と測量の業界でも、Skydioシリーズは有用なツールとして活用されています。建設現場の進捗状況を正確に記録し、3Dモデリングや地形測量を効率的に行うことで、プロジェクト管理の精度とスピードを向上させます。自律飛行による詳細なデータ収集は、計画策定やリスク管理においても重要な役割を果たし、全体的な作業効率の向上につながります。

さらに、物流業界においても、Skydioドローンは倉庫内の在庫管理や配送業務の効率化に貢献しています。自律飛行技術を活用して、広大な倉庫内を迅速に巡回し、在庫状況を正確に把握することができるため、人的リソースの節約と業務プロセスの最適化が可能となります。また、将来的にはラストマイル配送などの分野でも活用が期待されています。

このように、Skydioシリーズのドローンは、その先進的な技術と多様な機能により、映像制作、インフラ点検、捜索救助、公共安全、農業、建設、物流など、さまざまな業種で効果的に活用されています。それぞれの分野において、作業効率の向上、安全性の確保、コスト削減など、多くのメリットをもたらし、業務プロセスの革新に寄与しています。



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