ドローンメーカー

DJI Mavic 3T、DJI Mavic 3E│利活用用途で選ぶ。Mavicシリーズを徹底比較│ドローン機体×DJI

2024.04.12
DJI Mavic 3T、DJI Mavic 3E│利活用用途で選ぶ。Mavicシリーズを徹底比較│ドローン機体×DJI

DJI Mavic 3TとDJI Mavic 3Eを徹底比較

DJI Mavic 3 Enterpriseシリーズは、最新鋭の機能を搭載したMavic 3 Enterpriseシリーズで、コンパクトに片手で持ち運びでき、展開してすぐに業務に取り掛かれます。
時間のかかるミッションでも性能を遺憾なく発揮し、初心者にもベテランパイロットにも最適な業務用ドローンです。小型・軽量・高性能な業務用ドローンとして、様々な分野で活躍しています。
Mavic 3TとMavic 3Eは、それぞれ異なるカメラを搭載することで、より専門性の高い業務に対応できます。
この記事では二つの機体の特長と性能の比較についてご紹介します。



点検業務をコンパクトな機体で実現するDJI Mavic 3T

DJI Mavic 3Tは、DJIの最新モデルのMAVIC3シリーズをベースとしており、小さな機体に3つのカメラを搭載したモデルです。そのうちの一つであるサーマルカメラは、DJIのサーマルカメラ搭載機としては最小サイズとなっており、優れた機動性が特徴となっております。

高性能カメラ: Mavic 3Tは、広角カメラ、望遠カメラ、サーマルカメラの3つのカメラを搭載しており、点検に求められる様々なデータ取得に対応します。

飛行性能: マビック3Tは、高度な飛行安定性と精密な制御を提供し、ユーザーがスムーズかつ安全に操縦できるように設計されています。さまざまな環境や条件下で優れたパフォーマンスを発揮します。

センサーと安全性: マビック3Tには、障害物回避センサーやGPS機能など、先進的な安全機能が搭載されています。これにより、飛行中に安全に衝突を回避し、正確な位置情報を維持できます。

コンパクトなデザイン: マビック3Tは、折りたたみ可能なデザインを採用しており、コンパクトで持ち運びやすい特性を持っています。このため、フィールドでの移動や旅行時に便利です。

多様な機能とモード: さまざまな飛行モードや撮影モードが搭載されており、ユーザーがクリエイティブな映像を撮影するための幅広いオプションが利用可能です。

これらの特長により、DJI Mavic 3Tは、様々なデータを取得する必要のある点検業務に特化したモデルとなっています。サーマル(熱線)カメラと可視光での広角・望遠カメラを搭載したハイブリッド型ドローンです。サーマルカメラは、可視光では捉えることができない温度差を画像化します。

搭載カメラ: 48MP広角カメラ、12MP望遠カメラ、サーマルカメラ

■ DJI Mavic 3Tの主な利活用用途
消防活動: 延焼状況の把握、放水ポイントの特定、行方不明者の捜索
捜索救助: 夜間や悪天候下でも、人や物体の捜索
点検・調査: 太陽光パネルや風力発電所の異常検知、送電線の点検、インフラ構造物の老朽化診断
夜間業務: 夜間でも安全かつ効率的な作業を実現




正確な測位データの取得ならDJI Mavic 3E

DJI Mavic 3Eは、DJIのエンタープライズ向けのドローンモデルであり、主に測量をメインとした特定の産業やプロジェクトに特化した機能を提供しています。このモデルは、次のような特長を備えています。

産業向けカメラオプション: Mavic 3Eは、メカニカルシャッターを搭載した4/3型CMOSセンサー搭載の広角カメラ(20MP)を備えており、特に航空測量に威力を発揮します。

高度な飛行制御機能: このモデルは、特殊な環境下での飛行や任務をサポートするために、高度な飛行制御機能を備えています。自動航行、ポイントツーポイントのナビゲーション、および自動着陸などの機能があります。

拡張可能な機能: Mavic 3Eは、拡張可能な機能を備えており、特定の業界のニーズに合わせてカスタマイズできます。例えば、外部ペイロードやセンサーの追加、カスタムアプリケーションの統合などが可能です。

安全性と信頼性: 産業用途において安全性と信頼性が重要ですが、Mavic 3Eはこれらを重視して設計されています。高度な障害物回避システムや信頼性の高い通信機能を備えており、安全な飛行をサポートします。

データ管理と統合性: このモデルは、データ管理機能や統合性の高いプラットフォームを提供し、効率的なデータ収集と解析を可能にします。産業用途では、データの効果的な管理が重要ですが、Mavic 3Eはこれをサポートします。

これらの特長により、DJI Mavic 3Eは、特定の産業やプロジェクト向けに設計された高性能なエンタープライズドローンとなっています。20MP広角カメラと4/3インチCMOSセンサーを搭載した高精度カメラドローンで、メカニカルシャッターによる歪みのない撮影や、RTKモジュールによるセンチメートル級の測位が可能。精密な測量や情報収集に最適です。

搭載カメラ: 4/3型CMOSセンサーメカニカルシャッター搭載20MP広角カメラ、12MP望遠カメラ

■ DJI Mavic 3Eの主な利活用用途
測量・マッピング: 地形図や3Dモデルの作成、農地の面積計測、土木工事の出来形管理
インフラ点検: 橋梁やトンネルなどのインフラ構造物の精密な点検



DJI Mavic 3TとDJI Mavic 3Eの特長

Mavic 3Tは熱画像カメラを搭載しており、主に防災や点検などの用途に適しています。一方、Mavic 3Eは測量用途に特化しており、RTK機能を使ってcmレベルの高精度な測位が可能です。

Mavic 3EとMavic 3T、両モデル共に遠くから確認できるズーム機能な12MPのズームカメラを搭載し、最大56倍のハイブリッドズームに対応し、確認したい重要な情報を遠くからでも見逃しません。

・Mavic 3Tには熱画像カメラが搭載されているのに対し、Mavic 3Eにはそれがありません。
・Mavic 3Eには20MPの高解像度カメラと最大56倍ズームの望遠カメラが搭載されており、精密な測量に適しています。
・Mavic 3Eはカメラのメカニカルシャッターを備えており、高精度な撮影が可能です。
・Mavic 3Eはより高精度なRTK測位機能を持っており、cmレベルの正確な測位を実現できます。

つまり、二つの機種それぞれの特長はMavic 3Tは熱画像撮影に適しているのに対し、Mavic 3Eは測量用途に特化した機能を備えているのが特長です。



DJI Mavic 3TとDJI Mavic 3Eの比較まとめ

Mavic 3 Enterpriseシリーズ(Mavic 3E、Mavic 3T)は、業務用小型ドローンの業界標準を一新します。Mavic 3Eは、メカニカルシャッター、56倍ズーム対応カメラ、cmレベルの正確な測位を実現するRTKモジュールを搭載し、マッピングなどの業務効率性を新たな高みへと向上させます。Mavic 3Tは、サーマルカメラを搭載し、消防活動、捜索救助活動、点検、夜間業務などで活躍します。

DJI Mavic 3TとDJI Mavic 3Eはそれぞれ機能が違い、利活用用途によってどちらかを選ぶとよいでしょう。同じMavicシリーズでもこれだけ機能や利用用途が違うことを徹底比較してご紹介しました。








ドローンの機体購入なら「空ごこち」大阪校まで

国土交通省認定講習機関「 空ごこち」大阪校は、ドローン製品販売店としてDJI社製品を中心とした機体本体、お得なセット商品、各種アクセサリーなどを取り扱っています。
趣味や空撮、ビジネスでどのような機体を購入すればいいかわからない、初期設定がよくわからないなど、機体購入に関するご相談もお気軽にお問い合わせください。